ついに始まりました「妖怪道中旅日記~東日本編~」!
一日目と言うことで気合い入れすぎたのか、前日全く寝れませんでした。しかもめっちゃ雨降ってて、その音のせいもあるかもですが。
起きたらすっかり止んでましてですね、何だかなぁ。
遠足楽しみな小学生みたいな幕開けですが、早速一日目の様子をどうぞ!
思い出はいつも…あm…、晴れとるやないかーい!
…ということで出発しました時刻は、朝7時半ごろ。前述の通り全く眠れてませんが、不思議と爽快な気分での走り出しとなりました。
ガソリン満タン。
走行距離メーターは5195㎞での発進です。
雨は止んでましたが、いつまた降りだすか分からない天気模様。梅雨時期なので仕方が無いのですが。
…などと言ってるうちに。
めちゃくちゃ晴れてきました。
これは今後の旅の成功を暗示するかのようなドピーカン。嬉しくなってきた。
このまま走れー!
学文路苅萱堂にて、マーメイドのミイラを見るの巻
さて、晴れ間も見えてきたところで、まず最初に向かったのは、和歌山県は橋本市にあります「学文路苅萱堂」。
難しい字ですが、これで「かむろ かるかや どう」と読むんだそうですよ。
ここは浄瑠璃で有名な「石童丸」ゆかりのお寺だそうで、高野山の麓にある由緒正しきお寺であります。石童丸のお話についてはこちら。(すぺしゃるさんくす:うぃきぺでぃあ♥)
そんなお寺にあるのが…
そう今回の目的、『人魚のミイラ』なのです。
向かって右側に「人魚のお堂」とありますね。
お堂は開いておらず、係りの方をお呼びして開けていただき、人魚のミイラとご対面。
…と言いたいところですが、ミイラ自体の写真撮影は禁止だったので、箱だけ撮らせていただきました。
箱の中にあったのは、噂に聞いていたもの、テレビや本で見たことある『人魚のミイラ』そのもの。
絶叫したまま絶命したかのようなその表情。
例えるならばムンクの「叫び」。
両頬に手を当て、何かを訴えかけるかのような、そんな感じがしました。
お堂の中にはメディアで紹介されたときの資料が保存されていましたので、そちらは写真に撮らせていただきました。
この写真に載っているものが箱の中に正に安置されてました。
お堂を開けていただいた方にお話を伺うと、
・1400年頃に作られた
・日本で一番状態の良い人魚のミイラ(滋賀県にも有名な人魚のミイラがあるのですが、そちらよりも、と力強く仰ってました)
らしいです。
いやぁ、その昔妖怪のミイラが山ほど作られて、外国人向けのお土産として売られてたってのは本で見たけど、実際間近で見てしまうと、うぉお…、となってしまったよ。
最後に、確かミイラのポストカードが売ってあるんだよな…と思い聞いてみると、「ごめんなさい、きらしてるの」とのこと。
オーマイッ!
道成寺でお饅頭の誘惑に負けるの巻
さぁ、気を取り直して、次の目的地へと向かいました私RAOUですが、道中サービスエリアで和歌山ラーメンを食いつつ、そして意外と時間も喰ってしまってることに気がつき、急ぎ、いや、もちろん法定速度は守りつつ(ゴールド免許は伊達じゃない!)、いざやってきたのは、道成寺!!
石段が結構キツく、バスツアーで来られてたお年寄りの方々は少々苦笑いなさってました。
ここ道成寺は悲しき物語の舞台となっています。
~その昔清姫という娘がいた。
清姫は熊野詣でに来ていた僧、安珍に一目惚れをしてしまう。
迫る清姫。しかし、安珍は参拝中の身であるため、そう迫られても困ると、「帰りにはきっと立ち寄るから」と清姫を諭し、結局立ち寄ることなく帰ってしまう。
それを知り、激昂した清姫は安珍を追いかける中で蛇になってしまう。
逃げる安珍。
追い詰める清姫。
そしてとうとう最後の場所であるこの「道成寺」で、清姫は鐘に隠れた安珍を鐘もろとも焼き殺してしまうのであった…。~
なんとも悲しい恋の物語。
そんな道成寺には、安珍のお墓や、鐘が焼けたとされる場所が残っています。
実際にこの場所で火災ようなものがあったということが、最近の研究で判明したとのこと。伝説は事実なのだろうか。はたまた、何かを誇張した話なのだろうか。
そんな道成寺から帰る途中、
土産物屋さんの方から「兄ちゃん、兄ちゃん」と、僕を呼ぶ声が。
なんだ?と思い見てみると、
「釣鐘まんじゅう」
これは…。
おばちゃん「兄ちゃんどこから来た?まんじゅう。まんじゅう美味しいで。お茶も飲んでって。兄ちゃん。兄ちゃん!」
鳴り止まない兄ちゃんコール。
ちゃーん、ちゃーん!
大五郎か!!
…まんじゅう好きの僕は速攻でお買い上げしたのでした。しかも二箱。
帰るまでに賞味期限が来ないことを祈りながら、僕はお土産屋さんを後にしたのでした。
さぁて!明日の妖怪道中旅日記は?
フネです。
違う違う。
RAOUです。
本日の妖怪道中旅日記~東日本編~いかがでしたでしょうか?
特に、人魚のミイラは凄まじいインパクトがありました。もう一度見たいミイラNo.1。
走行距離480㎞となったところで、一日目は終了でございます。
もちろん、妖怪スポットだけでなく、本州最南端の潮岬灯台や、その他観光スポットも訪れました。
明日はヤタガラスで有名な熊野本宮に向かいます!
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